演劇をみる会は会員制です

「三多摩演劇をみる会」は素晴らしい舞台との出会いを求めて1974年に発足しました。会員制で、会費を持ち寄って継続して演劇を楽しむ、営利を目的としない演劇鑑賞団体です。その都度、観たい演劇のチケットだけを買って観る商業演劇とは違います。

この会の魅力は、近くで年6回バラエティに富んだ作品が観られることです。 会の運営も会員みんなで行い、演劇の魅力をとおして会員同士の出会いと交流も楽しんでいます。

 こうした演劇鑑賞会や市民劇場は、2022年8月現在で、全国に109団体あります。各地域で演劇を楽しんで、地域の文化に貢献し、劇団を支えて演劇文化の発展に寄与しています。


会員一人ひとりが主人公です

演劇をみる会は会員の一人ひとりが主人公です。例会(公演)の会報づくりから座席決め、舞台装置の搬出入、終了後の出演俳優との交流会まで、劇団・俳優と一緒になって舞台を準備します。

こうして舞台づくりのオモテからウラまで体験すると感動が違ってきます。あなたの魂が震えるようなこころに残る素晴らしい舞台に出会ったとき、それは一生の宝物になります。

 


いつでもどなたでも入会できます。会の運営は3人のサークルを基礎としてサークル単位で行いますので、会員はサークルに所属します。ご家族、お友達、地域や職場の仲間など3人以上でサークルをつくるか、既存のサークルに入ります。3人に満たない、あるいはお知り合いのサークルがない場合は事務所にご相談ください。

会費は1か月2,500円です。会費の納入はサークル単位でまとめて、毎月決められた期間に事務所まで納入に行きます。

入会金1,000円   会費(1か月) 一般2,500円、青年(30歳以下)1,250円、小中高生1,100円、障がい者1,100円

三多摩演劇をみる会事務所   立川市錦町2-3-31 内藤ビル2階   TEL042-523-5031  FAX042-524-4315)


例会は運営サークルが担当します


各サークルは、1年に6回例会(公演)のうちの1回の運営を担当します。いま会員数は約530名、サークル数は80余で14サークルほどで1例会を担当します。どの例会を担当するのかは希望制です。

例会のほぼ3か月前から運営サークル会議を開き準備を始めます。会員同士で話し合い、ときに劇団の通しげいこも見学して作品の理解を深めます。事前の機関紙(会報)づくり、座席決めから当日の大道具の搬出入、受付、場内誘導、出演俳優との交流会など、運営サークルが責任をもって担当し、会員を増やしてみる会を発展させます。


夜と昼の2ステージをめざしています

現在は会員数が約530名で例会は夜だけの1回公演(1ステージ)で観ています。会員のみなさんのなかには親の介護やご自身の高齢化のために、夜よりも昼の観劇を希望する方がたくさんいます。

夜と昼の2ステージを実現し選べるようにするためには、2ステージ実施に見合う会員数が必要です。そのためには会員を増やさなければなりません。1年に1回例会運営サークルになったときは、お友達や地域・職場の仲間に声がけして、会に新しい仲間を迎えるように努力しています。


会員の声

・疲れを癒してもらったり、エネルギーをもらったりして楽しく観劇できて幸せを感じます。

・近くで普段着のままでも観に来られる気軽さで楽しんでいます。

・本物のお芝居を観る、チョッピリ贅沢な時間を楽しんでいます。

・都内まで行かなくても仕事の帰りに生のお芝居を観ることができる、こんな素敵な出会いはないと思っています。

・会員の環境も変わり、親の介護、自分の健康など人生模様がありました。お芝居を観て自分の人生を重ねたり、日常とは別世界を楽しんだり、貴重なひと時です。

・職場の仲間のサークルでしたが、いまは定年退職して例会で会うのを楽しみにしています。観劇の後は一杯飲みながら、近況報告や世間話で盛り上がっています。

・劇を観て楽しむだけでなく例会担当として搬入・搬出の仕事をし、舞台づくりにも興味を持ち二倍楽しませていただいています。

・近くで観られる多様な舞台に感動し、運営サークルの役割も貴重な体験だと楽しんでいます。

(記念誌「40年の歩み」から)